世界の検索エンジン市場では、いまなお「検索=Google」の構図が続いています。
2025年時点でGoogleの検索シェアは約90%に達しており[1]、他の検索エンジンを大きく突き放しています。
しかし近年では、検索結果上で回答を完結できてしまうゼロクリック検索の増加や、AI要約の普及により、検索流入の獲得が難しくなってきました。マーケ担当者が求められるのは、Googleの支配力を理解したうえで「クリックされない検索」の現実にも対応した戦略です。
この記事では最新データをもとに、マーケターが判断材料として使える5つの指標を整理し、SEOと広告戦略のヒントを解説します。
世界の検索市場におけるGoogleのシェア
Statcounterによると、2025年時点の世界検索シェアは以下の通りです[1]。
- Google:約90%
- Bing:約4%
- Yahoo!:約1%台
- DuckDuckGo:約0.8%
ここから分かるのは、検索からの集客を考える上で、Google最適化を前提にすることが合理的だということです。
日本国内におけるGoogle利用状況と比較
2025年日本における検索エンジンシェア(全デバイス)は以下の状態です[2]。
- Google:約78%
- Yahoo! JAPAN:約9〜12%
- Bing:約10%前後
特にモバイルではGoogle圧勝ですが、PCの一部領域ではBingの存在感が大きくなる傾向があります。B2BやPC中心のユーザーを狙う場合、Bingを軽視しない方が安全です。
3. モバイル中心化による検索行動の変化
スマホ普及を背景に、Googleはモバイルアクセスで90%以上のシェアを占める国が多数[1]。 ただし、モバイル検索では
- 表示速度(Core Web Vitals)
- 画面上のファーストビュー
- リッチリザルト表示
によってクリック率が劇的に変わります。
つまり、SEOでは「検索結果に出す」だけでなくスマホで“選ばれる”導線が生命線になります。
Google広告の利用状況と投資対効果
PPC(クリック課金型広告)市場でも、Googleは最大規模です[3]。 Google Adsは
- 高いリーチ
- 多彩なフォーマット(検索・YouTube・GDN)
- 成果連動で予算コントロールが可能
という利点があります。
SEOだけに依存せず、オーガニック+広告の一体設計で成果を最適化するのが理想です。
ゼロクリック検索とAI検索の台頭
SimilarwebやSparkToroの調査では、Google検索の60%以上がゼロクリックに終わると報告されています。
理由は、
- 検索結果内で答えがわかる(スニペット・ナレッジパネル)
- GoogleのAI要約(AI Overviews)の増加
つまり、従来型SEOではクリック獲得が難しくなる局面が増えています。
今後は、
- 検索結果画面でのブランド想起も成果指標にする
- SNS・メール・チャットとの連動で直接流入を増やす
- AIに引用される信頼性あるコンテンツを提供する
といった「発見性の最適化」が求められます。
まとめ:いま取るべき戦略方針
- Google中心での最適化は必須(シェアの高さは明白)[1][2]
- ゼロクリック前提の戦略設計(リッチリザルト・ブランド強化)
- 代替検索チャネルの種まき(AI対応・Bing補完)
検索は終わりません。 ただ、検索の「かたち」が変わっていきます。
検索エンジン最適化 → 発見性最適化へ。
この変化にいち早く対応する企業が、次の競争優位をつかむでしょう。
参考文献(脚注)
- Statcounter:Search Engine Market Share Worldwide
- Statcounter:Search Engine Market Share in Japan
- DemandSage:Google Ads Statistics


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